「お金を貯めたい」と思ったときに、一番に考える事は「稼ぐこと」ではなく「無駄遣いをやめること」です。
節約とは、無駄遣いを極力なくするように努めること。(wikipedia)
世の中には「稼ぐことのほうが得意だ!」という人と、「節約するほうが得意だ!」という二種類の人にわけることができます。「俺は(私は)稼げる!稼ぐことのほうが得意だ!」という人も、節約を覚えなければお金は貯まりません。(桁外れのお金を生み出せる人は別ですが)
節約する=稼ぐこと
節約することと、稼ぐことは相反しているように見えますが、結果的には同じです。
あなたが1日かけて稼いだ1万円があったとして、それを不必要なものに使った場合(無駄遣い)、何も残らないからです。1日の時間を使って稼いだお金なのに、財布のお金は±0円です。つまり稼ぐ前と稼いだ後と財布の中身は変わりません。しかし、無駄遣いをしていなければ財布の中は1万円です。
逆に無駄遣いをしないということ(節約)は、今までだったら減ってるはずの財布のお金が元のままなので、差額は+1万円です。通常、お財布の中身を+1万円にしようと思えば、稼がないといけませんね。無駄遣いをするあなたが、節約をするあなたに変わるだけで、お金を稼いでいることになります。
年収1,000万円を超える収入を稼いでいても貯金がないという人は結構います。ハデな暮らしをしている人ですね。大きい家に住み、ポルシェでも乗れば、手元に現金は残らないでしょう。
一般的には「稼ぐ」よりも「節約すること」のほうが簡単ですし、節約することから始めると良いでしょう。
節約は新しく生み出すより、遥かに簡単!
一般的な企業が財務状況を立て直す場合、一番先に考えるのは「ムダの排除」です。それは新しく何かを産み出すエネルギーを考えると、遥かに簡単だからです。
ランチをお弁当に
例えば、ランチ代に毎日1,000円かけているとすると、月に3万円必要です。これをお弁当にすると、1食300円ほどで作れるでしょうから、1食あたり700円の差額。1ヶ月で21,000円、1年に換算すると約25万円です。
21,000円を稼ごうとすると、時給1,000円のアルバイトで21時間必要です。あなたがサラリーマンやOLで、副業で稼いだ分も税金を納めることを考えると、30時間以上働かないと21,000円になりません。30時間というと、1日5時間のアルバイトで6日間働かないと行けません。
時間的観点
お金だけではなく、時間の観点からも考察しましょう。慣れと工夫さえすれば、お弁当は15分くらいで作れると思います。今までランチしていた人がお弁当に変えるという行為は、1,000円ランチが300円でできるようになるので、15分で700円稼いだといったことと同じなのです。
他にもお弁当のほうが栄養価も高かったり、添加物のリスクや食べ過ぎのリスクも軽減され、健康にも良いので、医療費削減にも繋がるでしょう。
まとめ
稼ぐことと節約することは同じです。いくら稼いでも身の丈にあった生活をしていなければ、お金は貯まりません。まずあたなが覚えることは、無駄遣いをやめること。そして、稼ぐことよりも、節約することのほうが簡単です。あなたが「余るほどのお金を稼げる!」という人でなければ、節約することから始めましょう。
節約に慣れてきたら、稼ぐことに目を向けると良いでしょう。