あなたは仕事や収入に「安定」を求めていますか?
「そりゃ、不安定より安定のほうがいいでしょ!」
僕も”不安定”という状態よりは、”安定”した状態のほうが気分が落ち着きます。
それでは「安定」とはなんなんでしょうか?
大企業に勤めることでしょうか?
公務員になることでしょうか?
生活保護をうけることでしょうか?
今日は「安定」について一緒に理解を深めましょう。
安定は存在しません!リスクヘッジが肝
結論から言うと、残念ながら「安定」というものはありません。
一時的には安定しているようにみえるかもしれませんが、これから予想できない未来の出来事は起こりえるからです。
しかし、安心してください。
安定は難しいですが、安定に近づくことは可能です。
安定とはリスクヘッジ(危険回避)された状況のことですから、お金のことに関していえば(あらゆることに言えますが)、収入や資産、貯蓄などあらゆるものを「分散」することです。
一番のリスクヘッジは分散である
日本で働く多くの人は、給料(収入)を一カ所から得ています。
例えば、急にリストラを宣告されるなどして職を失ってしまうと、途端に無収入になってしまいますから、焦って仕事を探さなくてはいけません。
実際には貯金や保険制度があるので、短期間のうちは問題ないかもしれませんが、長期化すれば大変な状況に陥ることになるかもしれません。
上記のように「職を失う」というリスクは誰にも起こりうることなので、あらゆることを想定して、対策をしなくてはいけません。
事が起こるまで問題を放置していると後で大変なことになりますからね。これらは、うまくリスクヘッジされていない状態です(不安定)。
では、「安定」に近づくためにはどうしたらいいのでしょうか?
経済的な安定に関して言えば、「収入の柱を増やしましょう」ということです。
カメラを固定する一脚よりも三脚のほうが安定するように、三本くらいの”収入の足”があると良いでしょう。
まずはメインとなる収入をしっかりと作ってください。現在、収入が既にある人はクリアですね。
次に空いた時間を活用して、副業や投資を行い増やします。最初は難しいように思うかもしれませんが、浪費をやめ、投資にお金と時間を使うように目を向けると、チャンスがあるでしょう。
「ハマっていることや好きなことをとことんやる」もしくは「儲かることをとことんやる」のどちらかに照準を絞ると、成功する確率が高いでしょう。
メインの収入はしっかり稼ごう
「分散」といっても”毎月10万円が三カ所から入って来る”というイメージではなく、30万円の収入が既にある方なら、それを超えるような収入源を作るといったイメージです。
もっと言うと、その分野でライバルがいないくらいまでに、突き抜けるといい感じです。
若い人の場合、終身雇用が崩壊した今では、副業禁止の正社員よりも、派遣労働をして仕事をかけ持ちしたほうが時代に合っているかもしれません。
大企業でも副業容認が当たり前になってきたので、ダブルワーク、トリプルワークが当たり前になる世の中ももうすぐかもしれません。
分散という考え方を人生に取り入れよう
収入面だけではなく、「通貨」や「住む場所」に関しても同じ事が言えます。
日本が破綻する、破綻しないという二つの意見がありますが、どちらにしろ「日本円」だけしか持っていなければ、仮に破綻したときにほとんどの財産を失うことになりかねません。
ある程度、貯蓄がある人に関しては、3つくらいの通貨に分散することが「リスクヘッジ(安定)」と言えるでしょう。通貨を分散することは、為替変動にも対応できます。
また今の時代、自然災害など全く予想がつかない状況なので、「居住場所」に関しても分散の視野をもつことがますます重要視されてくるでしょう。
不確かな時代だからこそ、一つにしがみつくのではなく、全く違う仕事を取り入れたり、異なる通貨で貯蓄したりといった「分散」という考え方を取り入れてみましょう。