”借金”と聞くと、あなたはどんなイメージが浮かびますか?
借金=恐い、悪いもの、返ってこない、サラ金、闇金、
消費者金融、破産、取り立て、破滅、絶対したくないものetc...
”借金”に対してもネガティブなイメージを持っている人も多いと思います。
「借金=悪いもの」と思い込んでいると、目の前のチャンスが遠のいてしまうこともありますよ。
実は”借金”をしたほうが良い場合もあるのです。
今回は「借金をするべきか?しないべきか?」迷ったときのために、判断基準となる”考え方”を一緒に身につけましょう。
あなたも「良い借金」を利用したことがあるかも!?
計画的な借金はあなたの人生を良い方向に導いてくれる場合もあります。
”借金と名のつくものは全てが悪い”という考えは一度横に置いて、読み進めて下さいね。
良い借金って?
良い借金とは”金利の低い借金”のことをいい、借りたお金を”投資のため”に使うことが条件です。
投資と言えば株や不動産をイメージする人も多いと思いますが、教育にお金を使うこと(資格や英語を身につけたりすること)も
立派な投資の一つですよ。
(※将来的に支払ったものより、得れるものが多いかを考えましょう)
早速、良い借金の一例をみてみましょう。
教育費はお金がかかりますね。
特に私立大学ともなると年間100万円ほどの授業料が必要になります。
「お金がないから学びたい事を学べない・・・」
こういったときに利用できるものとして有名な借金の一つが”奨学金制度”です。
奨学金を利用することで志望校に入学し、必要な能力を学んだりスキルアップすることが見込めるのなら、お金を借りる価値があるでしょう。
「お金がないから、授業料を貯めてから志望校に入れよう」と言っていては、入学が何年後になるか分かりませんからね。
何よりも、奨学金は金利も低いですしね。(※無金利または超低金利~3%)
悪い借金って?
悪い借金とは「高い金利」でお金を借りることです。
借り入れが短期間なら問題ありませんが、金利は長期になればなるほど、膨れ上がってきますので要注意です。
万が一、利用することがあっても、返済計画をしっかり行った上で利用しましょう。
分かりやすい例としては、サラ金でお金を借りたり、リボ払いでお金をダラダラと長期間に渡り支払ったりすることです。(※金利14%超の高金利)
”身の丈に合っていない車”を買うなど「浪費」のために組むローンなどは、最悪の借金なのでお勧めしません。
借金をすることでお金が増える!?
銀行は会社に融資することで金利を稼ぐ
”会社”に置き換えて、例え話をしましょう。
銀行は私たち一般市民からお金を超低金利でお金を集め、そのお金を会社に金利を上乗せして貸し付け、金利を稼ぎます。
会社は借りたお金を資本にして、事業によってお金を稼ぎます。
会社は金利を払ってお金を借りたとしても、それ以上に利益を残すことができれば、銀行と会社の双方にとって”めでたしめでたし”ということになります。
その借金額以上の価値を見出せますか?
”学業”の場合も同じです。
語学や専門知識を身につけることによって、それ以上のリターンを受ける事ができる場合に、奨学金として借り入れると良いです。
要は、金利以上のリターンを見込める場合に借金は有効になります。
高金利で運用できる方法を知っていると強い
一昔前のお話にはなりますが、
郵便局でも金利8%だった時代が日本にありました。(定期預金)
その時代に、金利3%でお金を銀行や友達から借りたと仮定しましょう。
そのお金を郵便局に預けたらどうでしょうか・・・?
税金など細かいことは抜きにして、借りたお金を郵便局に預けたとしたら、お金は増えますか?減りますか?
3%で借りて8%で預けるわけですから、増えますね!
「低金利で借り、それを増やす手段をあなたが知っていれば良い借金」となります。
通貨の安全性の話しを横に置いて話しをしますが、世界を旅していると、銀行の年金利5%以上の看板を良く見ます。
良い借金のまとめ
おさらいになりますが、良い借金とは、”超低金利または無金利”のものです。
もちろん、ギャンブルやブランド品など”浪費”をするために借りるのは論外ですが、学業や資格取得など将来において”投資”になるのであれば、良い借金を利用できるかまず検討しましょう。
具体的には両親に相談してみたり、国や団体が提供しているような低金利の商品がないか確認してみましょう。
もちろん”借りたら返す”ことが道徳的に当たり前なので、返済計画もなしに借りるのは信頼を失い兼ねないので絶対にしないように。
余談ですが、”信頼”があればお金を稼げたり、借りれたりするように”信頼はお金の素”ですよ。